2018年11月19日
美容コラム〈エイジング毛の特徴と対策〉
健康な髪は1日に0.3~0.4mmずつ伸び、50~100本ほど抜けます。
生活習慣や遺伝などで個人差はありますが、30~35歳をピークにヘアサイクルと呼ばれる髪の成長周期が乱れ、髪の老化が始まります。
この頃から髪に色々な変化が現れてきます。
毛髪の80%を占めるたんぱく質には、たんぱく質同士を結び付ける結合部分があります。
年齢を重ねるにつれて毛髪内部に結合の少ないところが部分的に現れます。
結合が少なくなった部分はパーマ・カラーによってダメージを受けやすくなります。
たんぱく質が不均一に流失した部分はへこみ、いびつに変形してしまいます。
このように変形してしまった髪をエイジング毛と言います。
《エイジング毛の悩みと原因》
▪️白髪
30代後半になると、「白髪」の悩みが1位になり、40代以上では断然トップになります。
《ストレスや加齢など》
▪️髪の太さ
キューティクルが薄くなり髪が細くなってハリ・コシが低下することにより、根元が立ち上がりにくく、「髪がぺちゃんとなる」「分け目が目立つ」といった悩みにつながります。
《毛根に栄養や酸素を運ぶ機能が徐々に衰えてくるため、毛根でつくられる毛髪が細くなり、その結果としてハリ・コシが弱まる》
▪️毛髪の本数
50代になると、「白髪」に次いで「抜け毛」が上位になり、「量が少ない」などボリュームが出ない悩みが上位になります。
《抜け毛の原因は男性ホルモン(テストステロン)が作り出すジヒドロテストステロンが毛根を萎縮させてしまう事》
▪️うねり毛
髪の流れがそろいにくくなり、「うねるくせ」「ツヤがない」という悩みにつながっています。
《たんぱく質の流出により毛髪内部が空洞化によって、不規則にうねった毛髪の割合が増加する。このうねり毛の内部では、性質の異なる2種類のコルテックス細胞が偏って存在しています。うねり毛の増加は、ツヤや手触りが低下する原因のひとつ》
▪️傷みやすくなり、手触り・ツヤが低下
髪が細くなり、髪が傷みやすくなるうえに、ヘアカラーの頻度も増し、ダメージを受ける機会が増加します。更にうねった毛の割合が増え、手触り感や、ツヤ感の低下が徐々に実感されるようになってきます。
《生えてくる髪のコルテックス部分に含まれる脂質が減少する》
《エイジング毛への対策》
エイジング毛の原因として、食生活の乱れや血行不良もあります。まずは健康的な食生活を送り、髪の健康を取り戻しましょう。
バランスの良い食事が原則ですが、髪の毛の素となるタンパク質を少し多めに摂るのが効果的です。
オススメ食材は、赤身の肉や脂の多い魚、豆類やナッツ。さらに水をたくさん飲むことで乾燥を防ぎ、自然なつやのある髪に導きます。
次に血行です。血流が悪く、頭皮の髪を生やすのに重要な毛母細胞への栄養が十分に行き渡らなると、髪の毛が生えにくく、うねりやすくなります。
蒸しタオルや頭皮マッサージで血行を促進させましょう。頭皮を保湿できるヘッドスパも有効です。
美容室での施術や、日頃のヘアケアでもエイジング毛の症状は悪化していくこともあります。
髪を長くキレイを保つ為にも、まずは正しい知識を基にヘアケアをして頂くことが大切です。
フリコ ナチュラル ヘア ライフ
Posted by furico natural hair life at 20:00
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